肩甲骨はがし
-
肩甲骨はがしとは?
最近までは1度は聞いたことがある肩甲骨はがしについてお話をさせて頂きたいと思います。
私たちの体の中には筋肉・皮膚、血管、臓器、骨を包み込む繊維状の組織があります。組織がぴったりと癒着(くっついて)してしまうと、血流循環が悪くなり痛みが出やすくなってきます。ゆとりがあると、スムーズに動かせるメカニズムになっていて可動域アップにも繋がります。長時間の不良姿勢や運動不足が続くと、癒着や浮腫が出てきます。その結果、動かしにくくなり不調が出てきます。肩甲骨はがしの手技では肩甲骨を寄せる手技があり、マッサージではほぐすことのできない筋肉の僧帽筋と菱形筋と肩甲挙筋に対してアプローチすることができることです。 -
肩甲骨まわりが固くなる原因とリスク
肩甲骨周りが硬くなる原因として1番多いのは姿勢です。最近、リモートワークの方も増え、デスクワークのパソコン作業で肩が前になりやすい肩が多いです。こういった肩が前に入ってしまう状態を巻き肩といいます。巻き肩になってしまうと肩甲骨が外側に引っ張られてしまい、肩甲骨への負担が大きくなってしまいます。負担がかかってしまうと肩甲骨周りの血流が悪くなり次第に肩甲骨が固まってしまいます。
肩甲骨が固まってしまうと起こり得るリスクとしては、まず肩が上がりにくくなります。肩甲骨は肩を動かすのにとても重要な役割を持っているため、固まることによって可動域の制限や痛みを伴ってしまいます。そうやって五十肩へのリスクが高くなります。 -
肩甲骨はがしをするメリットとは?
肩甲骨剥がしをするメリットとして1番に上がるのはやはり固まってしまった筋肉をほぐすことにより可動域が格段に上がります。また肩甲骨付近の血流が良くなることにより筋肉が柔らかくなり、肩周りの張り感や凝りを軽減すると共に肩からくる筋緊張性の頭痛にも効果があります。また実はあまり関係なさそうと思われがちですが、ダイエット効果があるそうです。なんでも体温を上げて脂肪を代謝しやすくする細胞が多く集まっているそうです!血流やリンパの流れが良くなることによってお互いの能力をあげてくれるらしく、肩のコリも取れてダイエットにもなるってすごく女性にとっては嬉しいですよね。肩が前に引っ張られないことにより姿勢もすらっとして見えるためシルエットもよく見えるそうです。
自分でできる肩甲骨はがし
皆さんがイメージする肩甲骨はがしはどういうものでしょうか?肩甲骨の硬さをみる簡単なチェックがあります。手が後ろで組めるかです。ただ組むと言っても普通になら全員できますが、今回は片方を肩の上から、もう片方を腰の方からで回して組めるかを両方とも見てください。これがどのくらい手が付けるかで肩甲骨の硬さがわかります。
そして自宅で出来る肩甲骨はがしは色々ありますが、1番簡単なのは皆さん知っている肩を大きく回す事です。ただ最大限大きく回さないと動かないので手で肩に触れながら肘を大きく回すのが効果的です。肩に触れている事で肩の関節に制限がかかり、より肩甲骨が動かないと回せない状態になります。これを毎日10回を2〜3回くらい続けていくと効果があります。効果の見方は先程のチェックをやってみて下さい。
当院の肩甲骨はがしとは?
当院の肩甲骨はがしは肩関節の周りの筋肉に対して肩甲骨をはがすようにアプローチしていき、頚肩のハリや肩関節の可動域の改善をさせる治療です。
特に頚・肩・背部のハリが強い方、長時間のデスクワークの方、矯正治療や猫背矯正の治療を受けている方などをターゲットにしています。
効果として頚・肩・背部のハリの緩和、肩関節の可動域の改善、四十肩の改善、猫背・巻き肩の改善、肋骨の可動域があがることで呼吸の質の改善、褐色細胞の活性化による代謝アップや美容痩身効果が得られます。
肩甲骨はがしの特徴として短い時間で効果を発揮し、実感値を得やすいことや骨格矯正や猫背矯正の治療と一緒に行っていただくことでより効果を出すことが出来ます。