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めまいについて

めまいとは?

目が回るような感覚を指します。
ぐるぐる、フワフワ、フラフラ、立ちくらみ、頭がふらつくなどの症状が出ます。

めまいの根本原因は?

三半規管や前庭の異常です。

こんなお悩みはありませんか?

カルテイラスト

ぐるぐる回っている
→まわりの景色や人が、ぐるぐる回っているように見えるタイプのめまいです。
突然起こることが多く、めまい以外にも吐き気、耳鳴り、耳閉感(耳が詰まった感じ)などの症状を伴うことがあります。

体がフラフラ・フワフワする
→身体が浮いたような、宙を歩いているような感覚に陥るタイプのめまいです。
突然起こることも、徐々に表出することもあります。

クラっとする・目の前が暗くなる
→立ち上がったときに貧血のようなクラっとした感覚、目の前が暗くなるタイプのめまいです。低血圧の方、お子様によく見られます。

物が揺れているように見える
→静止しているはずのものが、揺れて見えるタイプのめまいです。
主な原因疾患として、脳腫瘍(眼窩腫瘍)、心臓疾患などが挙げられます。
また、眼精疲労によって動揺視の症状が表れることもあります。

脳梗塞
→動脈硬化による血管の狭窄、血栓が生じたことなどで、脳の血管が詰まってしまう病気です。めまいの他、身体の片側の麻痺、身体に力が入らない、呂律が回らない、視力障害などの症状を伴います。

めまい に対する当院の考え

めまいの初期症状には、体がふわふわとする感覚が出ることがあります。それがめまいだとは気付かずに進行した状態で当院を訪れる方が多くいらっしゃいます。症状が軽いうちに適切な施術を行うことで、比較的スムーズに軽減されることがあります。

このような症状を施術せずに放っておくと、めまいを起こさないために頭を動かさなかったり、活動を制限することによってさらにめまいを悪化させてしまいます。次第にぐるぐると回転するようなめまいが起きたり、めまいを起こす頻度も増えてしまいます。慢性化すると、一時的に症状が軽減されても繰り返し症状が表れたり、日常生活に支障をきたすようになります。

めまい はなぜ起こるのか?

めまい画像

めまいの原因として最初に思いつくものにメニエール病がありますが、その割合は決して多くなく、全体の1割程度と言われています。

6割ほどが耳の中にある内耳(ないじ)と呼ばれる部分が原因で起こります。内耳には、平衡感覚に関係のある前庭(ぜんてい)や三半規管と呼ばれる部分があり、この部分でリンパ液のバランスが崩れたり、耳石(じせき)と呼ばれる部分が何らかの原因で動いてしまうことで強いめまいが引き起こされます。

血腫が大きい場合には、手術による除去が必要です。近年では、頭蓋骨に開けた小さな穴から内視鏡によって血腫を除去する方法も行われています。

めまい を放っておくとどうなるのか?

めまいは多くの方が悩んでいる症状ですが、放置すると聴力の障害を伴ったり、手足の麻痺などの機能障害を来たすことがあります。原因を特定して、適切な施術を受けることが重要です。

高齢者は、体を平衡に保つ機能や筋肉量の低下、薬の副作用によるめまいなど、ふらつきや転倒しやすい状態にあります。しかし、転倒を恐れてじっとしていると体にもいい影響はありません。

めまいの大部分は内耳障害によるものです。その中でも最も多いとされているのは「良性発作性頭位めまい症」です。内耳障害で起きるそれ以外のめまいには「前庭神経炎」や「メニエール病」などがあります。内耳と小脳と脳幹で囲まれた部分にできた腫瘍(聴神経腫瘍)が、めまいの原因になっていることも稀ではありません。

めまい に効果的な当院の施術メニューは?

めまい施術

めまいに効果が期待できる当院の施術メニューをご紹介します。

【鍼】
鍼治療は身体の特定の点を刺激するために専用の鍼や灸を用いた施術法のことです。国家資格試験である「はり師」「きゅう師」が施術の資格を保有しています。
一般的によく施術に使われる鍼は髪の毛程度の細さなので、熟練したはり師であれば、刺したときの痛みはほとんどありません(ただし皮膚には痛みを感じる点(痛点)があり、ごくまれにチクッとすることもあります)。鍼灸の歴史は大変深く、紀元前の中国ではすでに鍼治療が広く流行したという文献も残っており、約2000年以上の長い歴史がある伝統医学です。

【筋膜ストレッチ】
筋膜ストレッチは当院の特徴的な施術で、下半身のストレッチを行います。アプローチする筋肉は腰や下半身に関係する筋肉で、ハムストリングス・ふくらはぎ(ヒラメ筋・腓腹筋)・足底筋・アキレス腱・大腿四頭筋・腸腰筋・腸脛靭帯・臀筋・広背筋・肋間筋などをメインに行います。
ストレッチは他の人に伸ばしてもらうのと自分で伸ばすのとでは効果が異なります。自分で伸ばすと筋肉を縮こめながら伸ばしてしまうため、痛みを感じやすく、伸ばせる範囲が狭くなってしまいます。他の人に伸ばしてもらう方が効果的なストレッチを行うことができます。他の人に伸ばしてもらう時も力を抜くことが重要で、当院の筋膜ストレッチでは深呼吸をしながら効果的に伸ばしていきます。

その施術を受けるとどう楽になるの?

鍼灸の効果は、早い場合は施術を受けた直後から表れますし、遅いと数日かかるケースもあります。効果が出る早さは、個人の体質や、施術を受けた部位、不調の内容によって異なります。また、効果が出るといっても、どの程度の効果が表れるのかはケースバイケースです。

施術を受けてからの効果の持続期間は、およそ1~2週間です。ただし、効果が持続する期間は個々のケースによって異なります。自分の身体の悪い習慣を変えずに鍼灸施術を受けていても効果が出るのは遅くなり、効果の持続時間も短くなります。

めまい を軽減するために必要な施術頻度は?

紹介イメージ

軽い刺激から始めて2〜3日様子を見て、時間や刺激を調整していく方法が安全です。それゆえ、当院では、最初は週に2回来ていただくことが一般的です。

症状や所見が軽減されてくれば、週に1回や月に1〜2回の頻度で鍼灸施術後のよい状態を持続していくことができます。不調を感じることができれば少し休もうかなというように自分でケアできるようになるので、症状の悪化も防げます。