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こんなお悩みはありませんか?

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最近、運動後に以下のいずれかの症状が出てきていませんか?

患部を押すと強い痛みがある
患部を曲げ伸ばしすると強い痛みがある
患部が陥凹している
患部の柔軟性が低下する
患部が硬くなり、動かしづらい

これらの症状が出ている場合、いわゆる肉離れが起きている可能性が高いです。

なぜ肉離れが起きるとこれらの症状が出るのかを説明していきます。
また、肉離れの症状は上記の5つの症状以外にも、さまざまな症状が表れる場合が有ります。

肉離れで知っておくべきこと

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肉離れで知っておくべきことについて説明します。大きく2点について解説いたします。

まず、肉離れの発生機序についてです。
通常、耐えられる以上の外力が下腿部(ふくらはぎ)や下腿三頭筋腱(アキレス腱)などに加わることで、構成している筋細胞や周囲を覆っている筋腱の連続性が絶たれ、痛みやその他の症状が生じる状態になります。

次に、その後の処置についてです。
肉離れの重症度の判定によりますが、基本的には安静を第一に考えるのが一般的です。
また、特殊な場合として、スポーツ選手や陸上競技をしている方など激しい運動を行うことが多い方では、損傷した部位によっては外科的な手術により固定を行う場合もあります。

これらの選択は、症状の重症度や生活背景を踏まえ、医師と十分に話し合いながら決定されるべきであると考えます。

症状の現れ方は?

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症状の現れ方について説明します。大きく分けると2点に分類されます。

まず1つ目として、急性症状についてです。
代表的な例として挙げられるのが、100メートル走やジャンプをした際に、本人が後ろから殴られたような衝撃や筋肉が切れたような音を感じる場合です。その後、受傷した部位によりますが、下腿三頭筋(アキレス腱)部付近であれば、歩行が困難になることが多く見られます。

2つ目として、受傷後1日から2日後に現れる症状についてです。
まず、出血が起きている場合は、その出血斑が損傷している箇所の下部に現れることがあります。その理由は、液体成分が重力によって下に下がってくるためです。また、損傷している筋組織が広範囲にわたる場合は、その損傷箇所を外部から触れて確認できる場合もあります。

その他の原因は?

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その他の原因として考えられるものについて説明します。

まず考えられるのが、筋肉の損傷や炎症が起きており、筋細胞や周りの組織に自分では気づかないうちに負担や歪みが溜まってしまい、それが原因となって肉離れを起こした場合です。

次に考えられるものとしては、身体の柔軟性の低下が原因となり肉離れが発生するケースです。特に多く見られるのが、運動会などでスタートダッシュをした際に歩行困難を訴える30代以降の方に多いとされる統計データです。

その原因として挙げられるのが、運動機能と自身の運動感覚の違いです。具体的には、20代でできていた運動が30代以降になると時間がかかったり、成功率が下がるといった現象が起こることが挙げられます。

肉離れを放置するとどうなる?

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肉離れを放置した場合、大きく分けて2つの問題点が考えられます。

1点目は、受傷直後に痛みをかばうことで、他の部位を痛めてしまう可能性がある点です。さらに、バランスを取りにくくなることで転倒のリスクが高まり、怪我をする可能性が高くなります。転倒した際の状況によっては骨折などの重大な怪我に繋がる場合も考えられます。

2点目は、肉離れをしっかりと施術しなかった場合に起こり得る問題です。具体的には、歩行時に痛みや違和感が残り、その状態をかばうことで股関節や腰に負担がかかり、股関節痛や腰痛などの症状に繋がる可能性があります。また、施術を怠ることで、同じ箇所で肉離れを繰り返すリスクが高まるとされています。

当院の施術方法について

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まずは、肉離れの重症度を評価します。その結果、軽度や中程度の場合、整骨院で症状の軽減を図ることができるので、処置を行います。

施術方法としては、患部に対するアプローチとして、HV(ハイボルテージ)治療やEMSなどの電気施術を行い、患部の炎症を抑えます。炎症が治まり、患部を動かしても疼痛が軽減してきた場合は、テーピングを行い、損傷している筋細胞の回復を促すために、クリーム状の湿布を使用します。

重傷の場合は、他の損傷が考慮されるため、応急処置を行った後、整形外科を早期に受診することをお勧めします。

改善していく上でのポイント

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症状の軽減に向けたポイントについて説明していきます。

まずは、肉離れの症状が軽減した後の状態をどの位置まで持っていくかによって、施術内容が変わります。例えば、痛みを無くしたいのか、痛みだけでなく肉離れを繰り返さない状態を目指すのかによって、施術の回数や期間が変わってきます。

痛みを取りたいだけの場合、施術の頻度は症状が強く出ている間は詰めて受けていただき、症状が軽減してきたら頻度を下げていきます。

肉離れを繰り返さないようにするためには、柔軟性の獲得やバランス感覚の改善が必要です。柔軟性は筋肉の負担を減少させるために重要です。また、バランス感覚は運動感覚の改善に役立ちます。