悩みタイトル

こんなお悩みはありませんか?

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膝回りの関節が隆起してきた
膝回りの関節の皮膚が赤みを帯びることが多くなり、同時に皮膚が光沢を帯びることが見られる
膝回りの関節の靱帯が付着する部分(膝蓋)付近に痛みを訴えることが増えてきた
膝関節を屈曲させると、強い痛みを感じることが多くなった

オスグッドについて知っておくべきこと

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オスグッド・シュラッター病について知っておくべきことを説明いたします。
大きく2点に分けて説明します。

1点目は、オスグッドがどの年齢層に多く見られるかについてです。
オスグッドは成人には現れず、小児から中学生の年齢層に多く発症します。
男女差は特になく、どちらの性別にもオスグッドの症状は現れます。

2点目は、症状が現れた場合、どこの病院で検査を受けるかについてです。
一般的には整形外科で診断を受けることが多く、検査にはレントゲンなどが使用されます。
レントゲンで他の症状を除外し、確定診断を行うことが一般的です。
血液検査は必要ないことがほとんどです。

症状の現れ方は?

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オスグッド・シュラッター病の症状の現れ方について説明いたします。
大きく2点に分けて説明します。

1点目は、オスグッドの症状がどのように現れるかについてです。
膝を構成するのは、大腿骨、脛骨、腓骨、そして筋肉や靱帯です。前の項目でも説明した脛骨粗面に付着する膝蓋靱帯が、成長期に骨の成長スピードと靱帯の成長スピードに差が生じ、脛骨粗面を引っ張ることで痛みが発生します。このため、特にバスケットボールやサッカーなどのスポーツを行う人に多く見られます。

2点目は、脛骨粗面の変形も症状として現れやすいことです。
変形が気になる場合、整形外科を受診し診断されることがあります。

その他の原因は?

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オスグッド・シュラッター病のその他の原因について説明いたします。
大きく分けると複数の要因が考えられますが、2点に分けて説明いたします。

1点目として考えられる原因は、スポーツや運動の量が成長期の身体の許容範囲を超えてしまうことです。これが原因となり、オスグッドが発生することがあります。前の項目でも説明した通り、オスグッドの好発年齢層は小児から中学生に多く、特に部活動などで運動の量が許容範囲を容易に超えてしまうことがあります。

2点目として考えられる原因は、筋肉や軟部組織の柔軟性が低下することです。柔軟性が不足すると、これが原因となりオスグッドを引き起こす場合があると考えられます。

オスグッドを放置するとどうなる?

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オスグッド・シュラッター病を放置しておくと、どのような影響があるのかについて説明いたします。
主に考えられる影響は、運動時に強い痛みが生じ、それが原因となり運動の制限が生じることです。

詳しく説明すると、前の項目でも触れたように、筋肉や靱帯が付着する部分が引っ張られ、その結果痛みが引き起こされます。症状の進行を抑えるために、運動の量や質を低下させることが必要になります。そのため、運動に制限がかかることが考えられます。

次に、2点目として考えられる影響は、膝蓋靱帯が付着する部分に盛り上がりが現れることです。この盛り上がりにより、膝関節周辺に外観上の変形が見られ、周囲の軟部組織に影響を与えることがあります。その結果、疼痛が生じる場合が考えられます。

当院の施術方法について

オスグッド・シュラッター病の症状が出ている場合、まずは痛みの軽減を目指します。そのため、電気治療を行い、痛みの軽減を図ります。

痛みが減少してきた段階では、次に筋肉の緊張や軟部組織の筋緊張を解消することを目指し、下半身のストレッチや鍼治療を行います。これにより、筋緊張を緩和し、症状の軽減を促進します。

また、鍼治療には副次的な効果として、血流の改善が期待できます。血流の改善により、痛みを引き起こす物質(プロスタグランジンやセロトニンなど)が取り除かれ、痛みの軽減に繋がると考えられます。

改善していく上でのポイント

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軽減を目指すためのポイントについて説明いたします。大きく分けると、痛みの軽減や悪化の防止、そして症状の再発を防ぐために注意すべき点の2つに分けて説明いたします。

まず1つ目のポイントとして、筋肉や軟部組織の状態を正常な状態に近づけるために、自分でできる範囲でセルフケアを行い、痛みの軽減を目指していただきます。セルフケアと同時に、整形外科や整骨院での筋肉へのアプローチを受けることが、オスグッド・シュラッター病に対する標準的な施術であると考えます。

2点目として、整形外科で診断を受け、その指示に従うことが重要です。痛みが強い場合、膝蓋靱帯が付着する部分(脛骨粗面)に圧力をかけ、痛みを軽減する対策が取られることがあります。